笠ヶ岳 黒部五郎岳 縦走 2009/08/15(土)〜18(火)

2009/08/15(土) 晴れ
11.5 km
960-2897 m

05:00 新穂高 無料駐車場そば
09:18 クリヤの頭
12:10 笠ヶ岳山荘
2009/08/16(日) 晴れ
16.1 km


05:13 出発
06:16 抜戸岳
07:41 大ノマ岳
08:32 弓折岳
09:38 双六小屋
10:42 双六岳
12:02 三俣蓮華岳
13:21 黒部五郎小屋
2009/08/17(月) 晴れ
19.1 km
2840-1390 m

04:25 出発
06:33 黒部五郎岳
09:20 北ノ俣岳
10:24 太郎平小屋
12:58 折立
折立-バス-有峰口-電車-富山

2008/08/18(火)
富山-電車-高山-バス-新穂高

前夜

飛越に自転車をデポする計画は、あまりにもアップダウンが激しく断念。
1時間ほど、楽な道が無いか探していた。
一旦、トンネル前にデポしたものの、諦めて、自転車回収に戻り、随分と時間ロス。
結局、新穂高に着いたのは、11:30頃
案の定、駐車場は、満車。
近くの路上に駐車した。

1日目

5:00に出発。駐車場から、少し下ったとこが、登山口。
川向こうに、旅館が見える。あれが槍見旅館かと思い、橋を探しながら歩いた。
人用の橋があり、それを渡ると、思ったとおりだった。
下調べしたとおり、登山口には、未使用の電話ボックスがある。
登り始めて暫くは、谷を巻くように行く。
そのうち、大きな沢に出くわした。
ここは、増水すると渡れそうにない。
ドブ漬けにならないように用心しながら、沢を渡り、左手に沢を見ながら、登っていく。
沢が終わりに近づくと、傾斜が緩くなった。
ここまでは、ウォーミングアップ。
1900m付近から、再び傾斜が増し、ジグザグ斜行が始まり、 ここからが、長かった。

このコースを歩く人は、おそらく健脚の人が多い。
トレールランの人もいた。この人たちは、日帰りかな。
クリヤの頭からは、稜線歩き。
ようやく、頂上が見えた。
どんどん近づいてくる。
近づくに従い、岩ゴロに変わってきた。
ところが、頂上間近になり、道を見失ってしまった。
マークを発見し、それに従い、歩くと、頂上が遠のいてしまう。
回り込んだところから、登り上げるのかと思いきや、そうではない。
そうこうしているうちに、小屋についてしまった。
巻き道を歩いてしまったようだ。
巻き道は無いと思っていたのは、迂闊だった。ちょっと悔しい。
クリヤの頭から、3時間ほどかかっていた。そんな意識はなかったが、この区間も長丁場だ。

笠ヶ岳

結局、小屋にザックを置き、頂上までピストン。
小屋からは、間もなくで、これは結果的には、楽だった。
この時間だと、ガスが出てしまい、景観はなしだったが、ようやく、懸案の笠ヶ岳に登れた。
天場は、小屋から暫く下ったところ。
トイレは、小屋にしかないので、これは不便だった。
水は、天場近くの雪渓から、採水。
でも、これは、ちょろちょろで、汲みにくい。
小屋の水は、少し味があるように感じた。

夕飯は、寿司飯に焼き鳥。
隣のテントでは、飯炊きが失敗したなど、大騒ぎしている。

モンベルの靴では、下したてだった。
足首のホールドは、いい感じなんだけど、足先は、動いてしまい、靴摺れしかけている。
持っていた、絆創膏を貼って、靴下2枚にしてみた。
これは正解だった。 靴下2枚で、足が動かなくなったので、靴摺れは収まった。

2日目

天気予報は、晴れ。楽しみ。
だが、夜中、なぜか雨降っている。
一抹の不安を感じたが、
回復を信じて寝た。

期待通り、明方には、スッキリ晴々。
楽しみにしていた景色だった。
槍、穂高が迎えてくれた。
笠ヶ岳頂上で、ご来光を迎えている人たちもいる。
空が白ける中、出発の準備。
今回は、濡れ防止にフロアマットでガードしてパッキング。
夜明けの写真撮影も気になる。
昼弁は、アルファ米の赤飯。
これから行く道程が見える。
長い。
笠の肩まで下ると、ほぼ平坦で、爽快に飛ばしていける。
2000m、登り上げた甲斐があった。

笠新道までは、意外に距離があった。
抜戸岳の頂上は、地図に無いルートが切ってあったが、今回はパス、 先を急いだ。
ピークハントへこだわれば、と思いつつ、まだ先が長い。
秩父岩のところまで来た。
遠目に見ると、明らかに東へ尾根が向きを変えている。
ここから、大ノマの峠まで、急降下。
下から見上げると秩父岩が、そびえている。
これは、遠くからも良く見えることが、後から分かった。
大ノマ周辺も、綺麗だったのに、写真を殆ど撮ってなかった。ちと残念。

大ノマ岳

大ノマの頂上は、指標は無く、ここかなというような場所。
ここから、双六小屋が見えていた。
弓折も近い。
大ノマを越えてから、弓折までは、あれ! と思ううちに到着していた。
弓折の頂上は、あまり特徴が無いところだった。
ここから先は、去年歩いたばかりだったので、記憶に新しい。
乗越で、少し休憩している間も、鏡平から、数組、登ってくる。

弓折乗越から、鏡平が見えている。
のっぺりした双六岳も見えてきた。
その先に見えるのは、鷲羽岳だ。
このコースは、槍、穂高は、いつでも見えている。
西鎌も、また歩いてみよう。

目的地が見えるとペースが上がる。
双六小屋は、随分と近く感じた。
ここまでが、長く遠いんだ。
双六小屋で、オレンジジュースと山バッチを購入。
前買ったものは、全く覚えていない。今回は、絶対に買ってないオコジョキャラのものにした。

ジュース休憩後、直ぐに出発。
今年は、雪渓が残ってるため、ルートが変更されていた。

双六岳

去年は、ガスの中だったが、ようやく、写真で見ていた景色に出会えた。
真っ直ぐな道が、槍ヶ岳まで繋がっている景色が好きだ。
ここから見える笠は、綺麗な三角形。
双六から見える槍は、綺麗だ。
気持ちがいいので、暫く景色を楽しんだ。
飽きさせない。

先週は、雨のため、薬師を断念。
これは、太郎平から、楽に攻めてもいいかもな。
双六から、遠くは、立山、剱も見えていた。

この先の
三俣蓮華に向かうが、手前の、ひと山越えないといけない。
これを読み落としていたので、頂上だと思ったら、違ってた。

三俣蓮華岳

雲ノ平に突入する。
ここは、北アルプスの交差点。
鷲羽、水晶、五郎が見えてきた。
三俣蓮華頂上では、一集団が寛いでいた。
また来たなという思いながら、寛いだ。

三俣蓮華小屋で一泊のプランも考えたが、まだ行ける。
黒部五郎小屋までは、もう一息。
五郎小屋までの尾根は、長く見える。
でも、歩いてみると、テンポいい。
双六岳から笠ヶ岳までの稜線を左手に見て歩く。綺麗だ。

尾根筋を外れると大きめの石ゴロ
ここを下りきれば、到着。
早めの到着で、いい所が取れた。天場も満杯に近い。
奥の天場は、少し水はけが悪いようだ。
水はけが悪いと、下から湿って最悪である。
小屋近くのチングルマは、綿毛状態で、花は過ぎていた。
夕立があった。後からラジオで、大雨注意報だと知った。
そこまでの降りではなかったのだけど。
雨の間、昼寝し、目が覚めたら、また陽射しが戻っていた。

ここからは、笠からの道程がよく見える。
秩父岩の奇岩もよく分かる。
歩いてきた道は、左よりだったが、この尾根は見えていない。
夕飯は、カレー。今回のカレーは、ハウスだと思うが、二つに小分けされたもの。
ま〜、味は普通。
あと、豆入れたコンソメスープ。これは、間違いない。

明日の昼飯に、バジルスパ。
八ヶ岳では、水少なすぎて失敗した。
500cc の水で100Gを湯がいた。
これは、OKでした。

今回、フライシートは、使わずに過ごしてみたが、全く問題ない。
一日目、全く結露せず。
二日目は、寒かったせいか、やや結露していたが、まー、こんなもんでしょう。
明方、寒かったようで、寒さで、目が覚めた。

3日目

3:30起床、夜明けまえに出発。
隣の学生さんも、早い出発だったようだ。
小屋では、朝食が始まっていた。
前に来たときも同じような時間だったと思う。
2度目の歩きは、ペースが分かっているせいか、近く感じる。
前回、コバイケイソウが真っ盛りだったけど、今年は、終わり気味。
先行者を、3組ほど、抜き去るが、まだ先に見える。
肩にザックデポし、頂上ピストン。

黒部五郎岳

前回は、ガスの中だったけど、今回は、 絶好で、全て見渡せた。皆さん、笑顔がこぼれる。
剱は勿論、白馬三山まで見えていた。
雲の平は素晴らしい。

頂上で会った単独女性は、剛脚だった。
黒部ダムから入って、南下中だとか。
これから、槍へ行くと言う。
隣のおじさんも、負けじと、自分の歩みを語っていたが、負けていた。
中俣乗越から、赤木岳までは、3つほど、ピークを越えていく。
ここもペースが分かっている。順調だ。
赤木岳の看板はなくなっていた。
ここから、北ノ俣を目指す。
前回、頂上に騙されたが、今回は大丈夫。
ケルンを2つ越して、頂上へ。

北ノ俣岳

ここも、看板がなくなっていた。
正式なものでもなかったので、紛失したようだ。
飛越から、登ってきたと言うご夫婦に会う。
道が穴凹で、やっぱり大変だったようだ。
そんな会話の中、
乗鞍岳は、飛騨側が穴場らしい。コマクサの群生が凄いんだとか。
青少年交流の場からのアクセスだそうだ。
岳人 2009 夏山に掲載されていた。

2回目ということもあり、北ノ俣岳までは、意外に近かったけど、 太郎平小屋は見えてるが、余分に遠かった。
なんともかったるいと思いながら、1時間ほど。

太郎平小屋のバッチを購入。
15:00くらいの折立バスがあると記憶していたので(時刻表持参忘れ)、
バスの時間を調べたら、15:10発。
十分間に合う。
一気に行くことにした。

ガスがかかり始め、お別れには丁度いい。
CCレモンを補給し、スタート。
下りも、ポイントを確認しながら行く。
尾根は、西に大きく曲がる。
よく整備されている石畳の道。飛越とは大違い。
家族連れをよく見かけたが、この道なら、いけるな。

三角点手間に、赤黒のポールが立っていたが、あれは何?
これが、三角点かと思いきや、その先に本物があった。
三角点のところは、休憩者が多い。
三角点を過ぎると、やや傾斜がきつくなり、折立に到着。
後半、気が急いて、標高を確認しながら、歩いた。いつものことだけど。
気圧タイプよりGPSの方が、標高は正確。100m程、違っている。
折立には、タクシーも待機していた。
3万円ほど掛かる。一人じゃ無理。
運転手さんが、2万円で交渉してきたが、これでも高い。
相乗りがいれば、よかったんだけど。

待ちが、2時間近くあったので、テントを干した。
新穂高まで帰れるかと期待したが、富山到着が、18:00過ぎ。
とても無理。意外に遠かった。
ここで、テン泊という選択もあったが、ちょっと寂しいのと、翌日の行程の長さを考え、下山を選んだ。
折立のキャンプ場は、無料だけど、景色も何もないよ。
有峰駅は、大変なおんぼろ駅舎。
今でも、こんなのを残しているとは、思わなかった。
作りは、昭和初期? 味がある。
思わず、鉄ちゃんみたいに、電車まで撮影してしまった。
下界におり、急いでホテルを探し、一応キープ。
でも、富山駅前に東横インがあり、変更。
ローソンで、そうめんと寿司を買い込み、夕食にした。
十分だった。
それと、靴下、髭剃りを調達した。
髭剃りは、緊急用と称しているシェービングクリームの小分けしたのがついたセットを購入してみた。 富山にも市電が走っている。
街を楽しむこともなく、ノンビリ過ごした。
新穂高まで、5時間近くかかる。
10時には寝た。

4日目 帰宅

5:55分の始発で出発。
東横インは、朝食つきだけど、7:00からなので、これはパス。
特急じゃなくて、どんこう。猪谷乗換え。
中々、味のある電車旅行だ。
おなじみの高山で、バスに乗り換え、新穂高へ。
平湯温泉で乗換えて、 上高地に向かう観光客が多い。
終点手前の深山荘前で下車。
路線ドットコムの路線図が役に立った。
新穂高で待つWishまで、ようやく戻ってきた。
美濃加茂まで、41号を走り、
そこからは、高速に乗り換え、一気に自宅へ。
途中19号へ、流れる選択もある。ちょっと迷うところ。
この場合は、中津川から高速かな。

今回のルートは、車の回収が大変だった。
一日仕事になる。もう少し、効率いいコースは、無いもんか?

今回は、荷を減らしたかったので、食料を厳選した。
炭水化物中心に変更。
栄養学上、これで、問題ないらしい。
昼食を意識せずに、行動食として、つまみ食いに変えた。
大休憩が無く、シャリバテすることもなく、これはいける。
水は、意識して、まめに採るようにした。
気のせいか、この方が、何かつまむより、パワーが戻る感じがする。
パンも、薄皮あんぱんを間食しただけで、後は残った。
朝は、ラーメン類にして、米を減らした。
ちょっとした減量だったけど、楽だったように思う。

先週、雨で、寒かった。
テントマットも、薄手の全面引きと銀マットを用意した。
流石に、これは快適。
薄手のマットの防水性がいいものだから、ここが濡れることは少ない。
寒さよけに、銀マット。エアマットなら、更にいいのかも?
グラウンドシートは、今回持参せず。
これは、雨降ったとき、逆に雨溜まりになってしまい、先週はよくなかった。

歩き重視だったので、写真が少なかったかな。
今回のパノラマは、意外に上手い写真だった。
歩きは、大満足だったけど、
頂上でノンビリは、なかったな、今回。

タマガワホトトギスシモツケ
タカネヤハズハハコ ウサギギク
ハクサンイチゲ ハクサンフウロ
ヨツバシオガマ
チングルマ トウヤクリンドウ
イワショウブ キンコウカ